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NO地方。都会で働ける本気の理系技術職を解説

こんにちは。クジョーです。

「理系技術職として都会で働きたい!」

そう強く願ってあなたはこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。

その願いをかなえるべく、今回は都会で働ける理系技術職について解説します。

新卒者も転職者も当てはまりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ではいってみましょう!

目次

理系出身者の主な職種

まずは理系出身者が就職しようとしたときに、皆さんがイメージできる職種を紹介します。

・ITエンジニア

今一番勢いのある理系技術職です。実際には文系出身者でもプログラマーになったり、義務教育にプログラミングが導入されたりと、もはや理系技術職という括りには収まらない職種です。

職種もWEBデザイナーやインフラエンジニア、AIエンジニアなど多数あるため自分のやりたい分野も見つけやすい職種かもしれません。

IT業界が世の中を席捲しているこのご時世、大変重宝され引く手あまたの職種です。

・メーカー研究開発職

理系職種といえば!というイメージが一番強い職種ではないでしょうか。新しい製品・素材を自分の手で研究開発していくプロセスは理系冥利に尽きる仕事ですね。

研究開発という高い専門性が求められるため、院卒者が圧倒的多数を占める職種です。

・工場の生産技術

研究開発した製品を実際のモノづくりの最前線が工場であり、その工場の生産管理を担当するのが生産技術の仕事です。

実際にモノができていくプロセスを眼前でこれぞモノづくりと感じられる職種です。

ただし工場という特性上、危険がつきまといます。また24時間体制の工場であれば、シフト制による不規則な勤務体系になる可能性もあります。

・インフラ系技術職

社会基盤を支えるのがインフラ系技術職です。主にはガス・電気・水道・道路・鉄道などインフラといっても多岐にわたります。

基本的にはモノづくりというよりは設備や機器の保守(メンテナンス)などに寄りがちです。

上記職種は理系ではない人でもイメージしやすい「ザ・理系技術職」です。

理系技術職はなぜ地方勤務が多い?

なぜ理系技術職は地方勤務が多いのでしょうか。

シンプルな結論としては、技術職が働く「研究開発拠点(R&Dセンター)」「工場」などの拠点が地方に多いということが一番の理由でしょう。

ではなぜこれら施設は地方に建てたれることが多いのでしょうか。

主な理由として、下記3つが挙げられます。

①研究開発拠点のために広大な敷地が必要

研究施設では、実験場・1/1スケールのモックアップ製作・特殊環境など普通の建物には付随しない設備が必要です。

そのため建物が大きくなり、広大な敷地が必要となります。

都会はご存じの通り地価が高く、敷地も狭いため研究開発拠点を建設することができません。そのため研究開発拠点は地方に多くなります。

ポイント
研究開発拠点は広大な敷地が必要である

②工場は騒音などの問題から住宅地から遠い場所

工場建設のために広大な敷地が必要なことは研究開発拠点と同様です。

また工場は製品の生産ラインにおいて、どうしても工作機械からの騒音が気になってしまいます。

さらには生産効率を図るため、24時間体制で稼働させる工場もあります。

そのため、立地として地方かつ住宅地を離れた場所に建てることになります。

ポイント
工場が地方に多いのは騒音問題や24時間稼働がある

③潤沢な水資源の確保

研究開発拠点、工場ともに、潤沢な水資源を必要とする施設というのも理由の一つです。

都会だと他施設も密集していることから、水道本管から十分な水源を確保することが難しい可能性があります。

その点、地方であれば都会ほど建物も密集していないため、比較的水資源の確保がしやすいということも地方に研究施設や工場が多い理由です。

ポイント
研究施設や工場では潤沢な水資源が必要である

都会で働く理系技術職

ここまでの解説で勘の鋭い方はおわかりになるかと思いますが、理系技術職が地方勤務になりやすいのは”勤務場所の立地特性”ということが大きな理由となります。

そのため都会で働きたいのであれば、”オフィス”勤務となる理系技術職を選択しましょう。

また都会の理系技術職の特徴として、”直接顧客と打合せする”機会があるという点も重要なことです。

研究施設や工場であれば、顧客との打ち合わせは全くない訳ではありませんが、基本は社内の方と調整して、仕事を進めることになります。

都会で働くということは、つまりは社外顧客と直接スムーズな打合せが求められるということも含まれています。

逆に言うと都会で技術職として働く上で、営業職でなくとも顧客との打ち合わせは避けられないことを認識しておきましょう。

都会で働く理系技術職の特徴
・オフィス勤務である
・顧客との直接打合せをする

都会で働ける主な理系技術職

では都会で働ける理系技術職の具体的な事例を紹介をしていきます。

①IT系エンジニア

WEBデザイナー、インフラエンジニア、AIエンジニアなどのIT系エンジニアはオフィスで働ける最近のメジャーな理系技術職です。(なんなら文系出身エンジニアもたくさんいます。)

また中小企業であれば本社が都内のオフィスのみが多く、都心の一等地で働くことも十分可能です。

まだまだ需要が見込まれる職種であることから、一番都会勤務を叶えやすい理系技術職です。

対象理系領域:情報系(会社によって全学科)
・主な勤務地:東京

②建築設計事務所

建築設計事務所の中でも、建築(意匠)、構造、機械設備、電気設備を一社で設計する事務所を総合事務所と呼んだりしています。

建築(意匠)や構造は大学の建築学科系出身の方で大半を占められてます。

ただし機械設備・電気設備の設計職は機械学科や電気学科出身の方も就くことができます。

また機械設備・電気設備の設計職は建築や構造よりも圧倒的に人数が少なく、本社のみ採用とする会社も多く、より都会で働きやすい職種です。

・対象理系領域:建築、機械、電気
・主な勤務地:東京23区内(大手は地方転勤あり)

機械設備・電気設備の設計職についてもっと詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてみてください。

③プラントエンジニアリング会社

プラントエンジニアリング会社は主に石油・化学・発電などの精製に関わるプラントの設計・調達・製造を行う会社です。

エンジニアリング会社の多くは横浜・川崎が本社となります。

都会で働けるだけでなく、スケールの大きなモノづくりができる点、年収面の待遇が良い点などからおすすめです。

また機械系、電気系、化学系、建築系、情報系など幅広い職種があるため、理系工学学部出身であれば応募しやすい条件となります。

ただし大手エンジニアリング会社であれば、世界各地でプラント建設をしているため、海外出張や数年単位の常駐の可能性がありますので、ご注意下さい。

対象理系領域:機械、電気、化学、情報、建築、土木
・主な勤務地:横浜、川崎、東京など

④在京私鉄技術職

東京と首都圏を結ぶ在京私鉄の技術職も都会で働ける可能性が高いです。

同じ鉄道会社でも例えばJR東日本は東京から東北や甲信越まで沿線が広がるため、地方勤務の可能性が高くなります。

そのため、在京私鉄技術職として絞りました。

また技術職の対象学科は、機械系・電気系はもちろん、土木・建築・情報系など幅広く職種があることも魅力です。

ただし人気業界であることと、技術系総合職は採用人数が少ないことから、採用倍率は高くなりがちです。

また中途採用募集も少ないことも特徴として挙げられます。

・対象理系領域:機械、電気、情報、建築、土木
・主な勤務地:東京、横浜など

勤務地で就職先・転職先を決めるのあり?

この記事を見られてるということは、就職先・転職先を決めるにあたり勤務地(東京)にこだわりがあるということですよね?

筆者自身も地方出身ですが、東京で働くことに憧れて、上京するために転職しました。

ですので、勤務地にこだわって就職先や転職先を決めることは大いにありだと考えてます。

また筆者自身は東京に来てまだ6年ですが、苦しいこともありつつ、東京だからこそできるスケールの大きな仕事やバックボーンの違う人たちと仕事をするのは大変刺激的です。

そういったことから、ぜひ人生で一度は東京で働いてみることをおすすめします!

まとめ

今回は都会で働ける理系技術職について解説しました。

以下まとめになります。

都会で働ける理系技術職の特徴

✔「研究開発」「生産技術」「施工管理」は地方勤務になりやすい
✔顧客と直接打合せする職種
✔オフィス勤務であること

都会で働ける理系技術職4選

①ITエンジニア
②建築設計事務所
③プラントエンジニアリング会社
④在京私鉄技術職

ではまた次回の記事でお会いしましょう。

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