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鉄道会社(JR・私鉄)建築職の仕事内容とキャリアについて

こんにちは。クジョーです。

設計事務所や施工会社で働いていると「この先も現場一筋のキャリアだけでいいのか」と悩む瞬間はないでしょうか。

近年は働き方改革の影響もあり、

現場一筋からの働き方を変えたい!

体力的な負担を抑えたい!

家族を優先した働き方をしたい!

と考えて発注者側の建築職に就職や転職する人が増えてきています。

鉄道会社の建築職への就職や転職もその一つです。

一方で、「設計や現場の知識は活かせるか」「実際の仕事内容は何か」「転職して後悔はしないか」

など気になる点もあると思います。

以上から今回は鉄道会社の建築職の仕事内容やキャリアについて紹介します。

これから建築の仕事を目指す人や建築業界で働いているけど、別の業界でも働いてみたいな思っている人に向けての内容です。

読者想定

✔️鉄道会社の建築職に就職または転職したい人
✔️発注者側の建築職に興味がある人

ではいってみましょう!

目次

鉄道会社の建築職とは

①仕事内容

鉄道に付随する建築物の設計・施工・維持管理に関わります。

鉄道付随建築物とは以下のような建築物です。

・駅舎
・駅ビル
・沿線開発物件
・高架下開発物件

鉄道会社の建築職は発注者側であるため、自分たちで図面を描いたり、現場で施工などはしません。

設計者や施工者の選定から設計・施工において自社の要求仕様を満足しているかの管理を行います。また建物が建った後は修繕・更新の計画を立案します。

また鉄道会社は基本的には鉄道を運行しながら、建設工事を行うため何より「安全面」においては最重要とされるでしょう。

②働き方

基本のスタイルとしてはデスクワークと打ち合わせが中心となります。

勤務日も通常は平日ですが、夜間工事やトラブル対応などにより夜間や土日の勤務も多少あります。

工事が始まると現場へも行くことになります。しかし基本的には重点管理となるため、常駐したりは少ないでしょう。

ただしJRなどの他府県にまたがる大路線を持つ鉄道会社では現場常駐の可能性もありますが、詳しくは後述します。

③建築職のある鉄道会社

鉄道会社には鉄道に付随する建築物が存在するため、必然的に建築職が必要となってきます。

そのため人数の大小は各鉄道会社によりけりですが、建築職はどの鉄道会社にも存在すると言えるでしょう。

例えば以下のような鉄道会社です。

建築職のある鉄道会社

✔️JR各社
✔️小田急電鉄
✔️京急電鉄
✔️京王電鉄
✔️阪急電鉄

鉄道会社の建築職に向いている人とは

鉄道会社の建築職に向いている人はどんな人かを紹介します。

①デザイン性よりも安全性や合理性を優先できる人

鉄道会社は事業特性上「安全性」が最優先で求められます。この考えは建物についても同様でデザイン性以上に安全性や合理性が求められます。

そのためかっこいいデザインよりも安全性や合理性を最優先できる人(=心配性・慎重派な人)が鉄道会社には向いているでしょう。

②建築を「手段」として考えられる人

鉄道会社が所有する建築はあくまで鉄道という主要事業の収益性向上や付加価値を高めるという「手段」になります。

ですので建物を設計すること・建設することを「目的」とする人は向いていないでしょう。

あくまで建物は「アセット」であり、収益を上げるための「手段」として割り切れる人が向いているでしょう。

③判断や調整が苦にならずにできる人

どの職種においても共通ですが、発注者側というのは他職種よりも高度な「判断力」や「調整力」が求められます。

設計者や施工者からの提案に対して、経済合理性・事業性などを加味した上で採否を下したり、多くの人や会社との調整を求められます。

そのため難しい判断や大人数の調整が苦にならないという方(=仕切るのが得意・好きな方)は向いているでしょう。(私は苦手です。)

鉄道会社の建築職の魅力

駅舎建築というのは不特定多数の方が利用する非常に公共性の高い建築です。

また駅はその街の顔となる場所で、駅を見ればその街の繁栄具合や規模感がわかります。

つまり鉄道会社の建築職というのは『街の顔を創る仕事』ということができるでしょう。また駅というのは人の出会いや別れが生じる空間です。

このことから鉄道会社の建築職の魅力は『人々の出会いや別れなど人間関係の刹那的空間創造に関われる』ことと思います。

鉄道会社の建築職は中途入社は難易度高い?

鉄道会社の建築職への転職について、建築技術の基礎をしっかりと習得していれば十分可能です。

ただし鉄道会社の建築職は常時中途採用をしているわけではないため、応募するまでの難易度が高いです。

理由としては2点挙げられます。

①離職率が低い

鉄道会社は建築職含めて社員を長期的視点で育成します。そのため若手社員の育成環境は整っており無茶な仕事などが少なく、社員からの不満も生じにくい環境と言えるでしょう。

よって離職率も低くなり、常に中途採用が必要なほど人手不足にはなることがありません。

②新築プロジェクトが少ない

常時は駅舎の修繕・改修計画がメインとなり、新築の建築プロジェクト(特に⚪︎⚪︎万m2規模の物件)は設計事務所ほどは少なく、所属している社員で回すことができるでしょう。

よって人手不足となることが少なく、中途採用に頼る必要性が少ないです。

そのため転職するためにはタイミングと求められる能力を十分に理解しておくことが重要となります。

設計事務所の建築職との違い

勤務地や年収などは会社によって幅があるため、ここでは大きな仕事内容や関わる建築の違いを解説します。

スクロールできます
項目設計事務所の建築職鉄道会社の建築職
仕事内容建物を建てることが「目的」建物を建てることは「手段」
建築の種類多種多様な建築駅舎・駅ビル・高架下建築
スキル設計力・施工力調整力・判断力・全体最適化思考
価値観技術力志向俯瞰力志向
キャリア設計・施工技術向上による
スペシャリスト
事業運営向上によるゼネラリスト

JRと私鉄の建築職の違いは

鉄道会社の中でもJRと私鉄での建築職は求められるスキルや扱う建築物の種類は同じですが、勤務地や仕事内容で若干の差があるでしょう。

スクロールできます
項目設計事務所の建築職鉄道会社の建築職
仕事内容公共インフラ性が強く、
官公庁に近しい
沿線開発に積極的であり、不動産デベロッパーに近い
勤務地路線が長いため、
各地方への転勤・常駐あり
路線が短いため、
基本的には本社勤務
建築物の種類駅舎・駅ビル・高架下建築駅舎・駅ビル・高架下建築
スキル調整力・判断力・全体最適化思考調整力・判断力・全体最適化思考

【キャリア】鉄道会社の建築職からの転職について

ここではもう一歩踏み込んで、鉄道会社の建築職からの転職についても解説します。

鉄道会社の建築職からの転職できそうな業界・職種も知りたい!

パターンごとにキャリアと自分が以下のどのパターンかを把握した上で転職戦略を練りましょう。

<パターン1>建築は好きだが、鉄道会社が合わなかった

この人たちは鉄道会社特有の自由度が少ない部分、制約が多い部分に合わなかったのでしょう。

そのためもう少し建築を自由にできる会社への転職がおすすめです。

転職の際は、「なぜ鉄道会社を離れるのか」「鉄道会社の建築職で得たどんなスキルが活かせるか」を十分に伝える必要があるでしょう。

想定転職先

別業界(不動産・公務員)の建築職や建設コンサルのPM(プロジェクトマネージャー)

<パターン2>鉄道会社は好きだが、建築が合わなかった

建築よりも鉄道事業の本業側に興味を持ったパターンですね。まずは同じ会社内で建築職から他にやってみたい職種への移動願いを出してみましょう。

もし受け入れられなかった場合は同業の異職種に転職を検討しましょう。

転職の際は同業であることから、「今の会社ではなぜダメなのか」「なぜ建築職ではない職種を希望するのか」を十分に伝える必要があるでしょう。

想定転職先

鉄道会社の事務職

<パターン3>鉄道会社も建築も自分に合わなかったというか興味がない

自分が鉄道会社の建築職のどの部分に合っていないのかをしっかり分析しましょう。

その上でじゃあ自分はどんな分野・業界に興味関心があるのか深掘りすれば、自分がやってみたい仕事が見つかる可能性が高いです。

できれば鉄道会社で得たポータブルスキル(発注者視点・リスク管理など)が活かせるとベターですね。

そう考えると、鉄道会社の内情を熟知していることを強みにコンサルタントへの転職や、鉄道会社で沿線開発の経験があればデベロッパーへの転職などが考えられるでしょう。

想定転職先

コンサルまたはデベロッパーなど

鉄道会社の建築職Q&A

資格は必要?

特になくても仕事はできる。ただし一級建築士を取得することで、設計者や施工者からの信頼を得られやすい。

設計者や施工者から多少なりとも「建築がわかっている人」と認識してもらいやすい。

文系からでもなれる?

技術職のため、文系の未経験からでは難しい。建築プロセスに関わりたいということであれば、用地取得や開発企画なども考慮しても良いのでは。

もっと技術者っぽく設計や施工に関連する業務に就きたい場合は、専門学校で建築を学び直しをするか小規模の設計事務所などに潜り込み建築の技術的素養を叩き込むことから始めるのが良い。

新卒からの就職するのは学歴フィルターある?ハードルが高い?

学歴フィルターの有無は不明。ただ採用人数自体少ないため、入社ハードルが難しいことは確かである。

そのため吟味して採用した結果、どうしても学歴の高い学生ばかりになってしまうというのはどの会社でもよくある話。

本当に行きたいのであれば、鉄道会社の建築職についてインターンに参加し理解することと、その職種で成し遂げたいことを明確にすることが重要である。

まとめ

今回は鉄道会社の建築職について解説してきました。

鉄道会社の建築職の特徴まとめです。

鉄道会社の建築職の特徴

✔️「発注者」側であるため自社で設計や施工は行わない
✔️関われる建築は駅舎や駅ビル、沿線開発に伴う住宅やオフィスなど
✔️「慎重派」「仕切るのが得意」などが向いている人
✔️長期視点であるため育成環境は整っている

✔️鉄道会社の建築職からでもさまざまな業界・職種にキャリアチェンジが可能

もし他にも「発注者」側の建築職について知りたい場合は以下記事も参考にしてください。

ではまた次回の記事でお会いしましょう!

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